[PR]子育てママさんへ:3年毎に15万円うけとれる医療保険?


☆読書録 1 『ドグラマグラ』


the

 言わずと知れ渡っている超カルト小説である。

文章ネタも久々に更新してみようと、何か書いてみようと思って、手軽なところで読書感想文。

いっこめに相応しい、昭和10年のサイコ・サスペンスの大怪作。

 読む者は精神に異常をきたす、というふれこみは、カドカワ文庫版の表紙絵が遺憾なく表現している。

初めて読んだのはもう4、5年前になるが、その時には作中の資料編をナナメ読みしたため、印象は今ひとつだった。

話がいつまでたっても見えてこないから、とりあえず先を急いだら、そのまま最後まで行ってしまった、という感じであった。

某嬢と死体写真の話をしたときに思い出して、再読してみようと思ったのである。

 

 そして再読して、これは、本当に参った。

やはり一息に読み進めるものではないので、少しずつ読んでいたのだが、ある日、徹夜明けの睡眠導入として読んで、

そのまま読みながら眠って、目が覚めたとき、何故か自分がキチガイ、いや、精神障害者であると信じ込んでしまっており、

十数分、真剣に今後のことを考えていた、のだ。

 

 簡単にいえば寝ぼけていただけなのだが、前述の、読むと精神に異常をきたす、とはこういうことかもしらん。

その後は、さすがに寝る前には読まないことにした。あまりといえばあまりな体験で、正気に戻ってひとり苦笑い。

参考のためにその部分をいうと、「地球表面は狂人の一大開放治療場」「脳は物を考える所に非ず」「胎児の夢」

のくだりを読みながら、そうなった。是非、皆さんも試してほしい。

それにしても、かっこいいタイトルが並んだものだ。未読の人がこれを眺めたらどう思うか、聞いてみたい気がする。

 

ついでだが、これは文庫で読むより、でっかい『夢野久作全集4』のを読んだほうが雰囲気が出て、良い。

 もうひとつついでに言うと、初読では今ひとつ、と書いたが、ちゃんと丁寧に読んだら、ワケも分かったし面白うございました、

という感じであった。相当あいだをあけて、ほとんど忘れてからの2回目であったことも良かったのかも知らん。

 荒俣宏が言った、これを読まないと人生の半分を損している、というのは明らかにうそだが、

こういう一大奇書、というのは、独特の異様な雰囲気ごと、不気味で面白いなあ、と思ったことであった。

 

 


back to menu

 


[PR]100万が当る!出産・子育て:何かと大変なママさんへ無料でプレゼント